ICL とは、Implantable Contact Lens の略で日本語では「眼内コンタクトレンズ」といいます。
レーシックと同じように、裸眼視力を改善するための手術です。
眼球にコンタクトレンズを挿入することで視力を改善します。
先日 ICL の手術を受けたので、その後の状態をレポートします。
ICL 手術
手術まで
丸の内にある、サピアタワーアイクリニック東京で手術を受けました。
芸能人の実績が多い有名なクリニックのようです。
両目の ICL で68万円の金額です。
なお、わたしには乱視があり、プラス10万円の78万円になりました。
2回検診して問題なければ手術日を予約できます。
わたしの場合は、8月に2回検診をして10月初に手術の予約ができました。
平日でも可能な方は、もう少し短期間で予約ができるかもしれません。
手術当日
手術実施
5~10分間隔で、40~50分ほど目薬を注し続けます。
瞳孔を開くための目薬でしょうか、近距離が見えづらくなります。
手術室の手前の部屋に入ったら、点眼の麻酔薬を注して少し待機します。
前の人の手術が終わったら、入室して手術開始です。
基本的には、椅子に仰向けに座って、上部にある眩しい光を見つめ続けます。
おおよそ片目5分の合計10分の手術です。
右目が始まると、まぶたが固定されて、水のような液体がかけられます。
上部の光が見えづらくなって、自分がどこを見ているのかがわからなくなります。
眼の咆哮は先生が言葉で誘導してくれるので、それを信じてじっと目を動かさないようにします。
「チクッとしまーす」と言われて、コントタクトレンズが挿入されます。
麻酔が効いているのか、全然チクっともしません。
その代わり、何かされている圧力を感じます。決して気持ちの良い感触ではないです。
最後に消毒のための液体をかけられます。
すごく眼に滲みます。
そして同じように左目も処置してもらいます。
手術後
手術が終わると、看護師さんが手を引いて立ち上がらせてくれました。
眼のかすみとショボショボが酷いですが、このタイミングで視界がクリアになっているのがわかります。
このあと術後の目薬を3種類もらいます。
30分ほど待機して目の検査をしたのちに、日帰りでそのまま帰宅です。
いくつか制約があります。
主要なのはこのあたりでしょうか。
- 手術当日と翌日はシャンプー禁止
- 手術当日と翌日は仕事禁止
- 手術から1週間外出するときは保護メガネ
- 手術から1~2週間は、運動やサウナ禁止
ちなみに保護メガネは、下記の写真のような感じで、花粉対策で市販されているようなメガネです。
![](https://garilog.com/wp-content/uploads/2023/08/image-3.jpg)
なお、眼のかすみとショボショボは、手術した日はずっと続きます。
手術日は大人しく安静にしましょう。
ICL の効果を本格的に実感できるのは翌日以降になります。
手術から翌日以降
経過
手術後、定期的な検診があります。
- 翌日検診
- 1週間後検診
- 1か月後検診
私は現在は1週間後検診を終えた状態です。
予後順調です。
視力は 1.5 あり、とても快適です。
マイナス面として、事前のリスクにあったとおり、光の環がよく見えますが大きな支障はありません。
あとは心なしか、至近距離の焦点が合わせずらくなった気がします。
といっても20cm以内の距離の話なので、気になることはほとんどありません。
もしかしてこれが老眼・・・?
とても困ったこと
ひとつ大きく困ったことがあります。
手術後に3種類の目薬を受け取りました。
これを1週間使い続ける必要があります。
3種類のうちひとつが、「要冷蔵」となっていました。
ところが我が家には冷蔵庫なんてありません。
しょうがないので、コンビニでロックアイスを1日2回購入して、冷やし続けました。
![](https://garilog.com/wp-content/uploads/2023/08/image-3-1.jpg)
そして、1週間後検診に行くと、同じ目薬を追加で2つ渡されてしまいました。
![](https://garilog.com/wp-content/uploads/2023/08/image-3-2.jpg)
あと3週間冷やし続けないといけません。
ロックアイスは、1日500円ほどと、それなりに手痛い出費です。
ということでやむを得ず、Amazon で6000円くらいの小型の冷蔵庫を注文しました。
![](https://garilog.com/wp-content/uploads/2023/08/image-3-3.jpg)
これから ICL を受診する方は、冷蔵庫をちゃんと準備しておきましょう。
ICL で変わったこと
ICL 手術を受けてから世界が変わりました。
わたしは今までメガネで生活をしており、コンタクトレンズも使用していませんでした。
視力は0.1より低い、ド近眼です。
裸眼になってからは何かと快適なことこの上ないです。
ICL をやってよかったこと
術後1週間経過したので、さっそくサウナ(の付属したスパ施設)に行ってきました。
- シャンプーがすぐに見分けられる
- 浴室内の時計が見える
- サウナの12分計も見える
- 温度計も見える(いままで存在に気づかなかった)
- 紙コップに水を注ぐときに、水かさが見える
- 露天を不安なく歩ける
これだけでも ICL やってよかったと思います。
そのほか、未経験のもの含め思いつくメリットいろいろです。
- 朝起きてメガネを探さなくても済む
- 雨の日にメガネの水滴で視界が遮られない
- メガネを拭くためのティッシュ削減
- 美容室で裸眼の時に見せられるメニューが見える
- ヒゲ脱毛のときにメガネの置き場所に困らなくなる
- 余所の家に行ったときにメガネの置き場所に困らなくなる
- メガネを隠されるイタズラをされない
- 災害時にメガネを探す手間を削減できる
ただ、未だに慣れずに、朝にはついついメガネを探してしまいます。
目薬を注すときも、しばらくはメガネ外そうと空振りしてしまいました。
ICL のデメリット
メリットに比べたら大したことないですが、デメリットもあげておきます。
- 手術費用が高額
- 手術が怖い
- 光の環が見える
- 至近距離が見づらくなった
- 冷蔵庫を買うハメになった
総評
普段メガネ生活の人にとっては、生活が激変します。
コンタクトレンズの人にとっては、生活は大きく変わらないかもしれないですが、一生モノと思えば金銭面のメリットは大きいと思います。
手術からまだ1週間ですが、感動の日々を送っています。
いままでありがとう。
![](https://garilog.com/wp-content/uploads/2023/08/image-3-4.jpg)
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