楽天ポイントとの正しい付き合い方

日本にはいくつか経済圏と呼ばれるものがありますが、その一つに楽天経済圏があります。
楽天市場を中心として、楽天ポイントの流通が人気の経済圏です。

楽天の各種サービスを利用することで、多くのポイント還元が得られる利点があります。
この記事では、よりお得に経済圏を利用するためには、どのような行動をしたらよいのか解説します。

目次

ポイントを貯めてはいけない

まず、一番の前提として、「楽天ポイントを貯める」ということをしてはいけません。

楽天のサービスを利用して、還元されたポイントを一時的に保持すること自体は問題ありません。
これを長期的に数万、数十万ポイントと貯め続けることが NG です。

ポイントというのは、本質的には、あなたが企業に貸し付けている金銭になります。
しかも、利息が付与されないうえに、長期間保持し続けると消失してしまうデメリットがあります。
つまり、銀行預金の超劣化版なのです。

ポイントが貯まっていくと、嬉しくなる気持ちはわからなくもないですが、これは楽天グループの思うツボです。
楽天経済圏から還元されたポイントは、迅速に消費することが、利用者にとっての得になります。

注意点として、無理にポイント消費するために不必要な買い物するのは厳禁です。
さらに楽天の養分になってしまいます。

楽天市場でポイント利用してはいけない

ポイントはすぐ消化するように、という話をしましたが、楽天市場でポイント利用するのはあまり良い手ではありません。

楽天市場で買い物をすると、楽天カード利用でのポイント還元など、多くのお得な要素があります。
ここでポイント利用をしてしまうと、購入金額が下がってしまう分、一部のポイント還元(楽天カード還元など)がなくなってしまいます。

楽天市場は、楽天経済圏の中で最もポイント還元を受けられやすいところです。
ここではポイント利用せずに、ポイント還元の恩恵を最大限に受けることをお勧めします。

楽天証券でポイントを利用する

ではどこでポイントを利用したら良いのでしょうか。

最もお勧めなのは楽天証券です。

楽天証券では、ポイントを利用して投資信託を購入することができます。
投資信託を購入するということは、ポイントを現金化することと、ほぼ同義となります。

極端な例として、ポイントで投資信託を購入してすぐ売却してしまえば、実質的な現金化を行うことが可能です。
(ただし、購入と売却には数営業日要します)

基本的には現金化せずに、長期運用目的のインデックス投信を購入して、そのまま放置することがお勧めです。

特にお勧めの投資信託としては、2023/10/27 に新設したばかりの次のいずれかのファンドです。

長期投資に特に良いとされている2種類のインデックスです。
さらに、これらを購入することによって、微々たる金額ですが、毎月楽天からポイント還元を得ることができます。

どちらか悩む場合は、オールカントリーの方がより無難です。

注意点として、アメリカや世界の経済が後退してしまう場面では、元本割れのリスクがあります。
元本割れとは、購入した価格より価値が下がってしまう状態のことを言います。

あと、楽天のサービスに、楽天ポイントをそのまま運用するものがありますが、運用の自由度と効率が良くないのでお勧めしません。

期間限定ポイントは楽天ペイで消費する

楽天ポイントには、通常ポイントの他に、期間限定ポイントというものがあります。
楽天市場の SPU などで多くもらえるポイントですが、失効までの期間が短く、利用可能なサービスにも制限があります。

期間限定ポイントは残念ながら、楽天証券では利用することができません。

期間限定ポイントの消化先サービスは、楽天ペイがお勧めです。
QRコード決済で利用できる店舗が多く、無理なく手軽に消費することができます。

まとめ

いっぱい貯まった楽天ポイントを見てニヤニヤするのは厳禁です。

ポイントが貯まってしまったら、もったいないと考えるマインドを身につけましょう。

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